シェフについて

松田 拓也(Takuya Matsuda)

三重県出身の松田拓也は、15歳で料理の世界に飛び込み、以来25年以上にわたり日本料理の技術と知識を磨き続けてきました。若くしてアメリカへ渡り、ファッション業界での経験を積むことで、美とデザインに対する鋭い感性を養い、その感覚を料理にも巧みに活かしています。
松田は伝統を大切にしつつも、常に新たな表現を模索し続けています。特に、世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユからインスピレーションを受け、料理に「演出」の要素を取り入れた「劇場型おまかせ」(Theatrical Omakase)という独自のスタイルを確立しました。味覚だけでなく、視覚や感情など五感すべてに訴えかける、まるで舞台のような食体験を提供しています。
松田が創設した「Okeya」は、2020年にモントリオールで第1号店をオープンし、2025年にはケベック州第1回目のミシュランセレクションで掲載店として選ばれました。続いて2022年にバンクーバーに2号店を開店し、わずか1年でミシュラン一つ星を獲得。さらに2024年にオープンしたトロント店も、開店後1年でミシュラン掲載店に選ばれるという快挙を成し遂げています。複数の都市で高い評価を受けています。